パンデミック フルー その2

1月27日(日)、民放テレビでもパンデミック フルーが取り上げられましたね。ゴールデンタイムの放映だったので、ご覧になった方も多いと思います。
ところが「近未来予想テレビ」と題するバラエティー番組だったので、恐ろしい話の内容とは裏腹にあまり危機感を持たなかったのは私だけでしょうか。
「全世界の感染者20億人、死者4億人、国内でも感染者3,000万人で死者600万人、東京都は都立公園を死体置き場として計画中」など、非常にセンセーショナルな切り口ですが、その実、数字だけが上滑りしていたような気がします。
厚生省の試算では死者数を64万人としていますから、その間を取っても200~300万人の犠牲者が出るかもしれないと考えたら、やはり恐ろしいことね。だとしたらもう少し真面目な態度で報道して欲しいな。
番組の最後に専門家の先生が、プレパンミックワクチンがあればそれほどの危険はない、と解説していました。プレパンデミックワクチンとはトリ―ヒト感染型H5N1亜種からつくられたワクチンで、効果を疑問視する専門家もいるのに、あんな風に言い切っていいのかしら。一人分1,200円ほどで製造できるそうですが、それなら1億2千万人分作っても1,500億円あればお釣がくるじゃない。イージス艦(6,000億円)一隻を買うのに比べれば安い買い物よ。

政府の仕事って、国民の生命と財産を守ることだと思うのだけど?

【写真:1918年に世界的に猛威を振るったスペイン風邪(Spanish Flu)の患者でごった返す米陸軍野戦病院。ウィキペディア「スペインかぜ」より転載。
全世界で感染者6億人、死者数5000万人。当時の人口を16億人とすると罹患率38%、致死率12.5%となる。日本では感染者数2500万人(人口5300万人)死者数38万人。この数字を現在の人口66億人に当てはめると相当の被害が予想されるのは確実なこと。特に開発途上国では、その時どうなる日本、どうする日本・・・解説:お兄ちゃん】

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