月別アーカイブ: 2007年 12月

ステラ忘年会2007

皆さんが仕事納めの28日、ステラ慣例の忘年会が行われました。思った以上の多くのお客様が参加してくださり、お兄ちゃんのミニライブもあって、大いに盛り上がりました。感謝、感謝です。
来年もこのような楽しい忘年会ができますよう、私も頑張りますから、皆さんも応援よろしくね!
本当に、本当に、ありがとう。

どうぞ良いお年をお迎えください。

(アップロードした楽曲:Auld Lang Syne:Old Long Since/日本名「蛍の光」として知られているスコットランド民謡で、旧友との再会を喜び杯を酌み交わすといった内容の歌です。アメリカやイギリスなど多くの英語圏の国では、大晦日のカウントダウンの時歌われます)

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天国泥棒

下の娘が高校生の頃だったと思う。
「パパは死んだら私たちとは一緒の所には居られないんだよね」
と寂しそうに私に尋ねた。
「心配すな、安心すな、パパは天国泥棒するぞ!」
と言ったら、彼女の顔が少し軽蔑の混じった、だが少しホッとした表情に変わったのを覚えている。

「天国泥棒」とは、未入信者が臨終の床で洗礼を受けることで、カトリックの信者たちは揶揄してこう呼ぶ。信者の人たちは、ちょっとした嘘をつく時や、配偶者以外の若い対象に胸を躍らせる時、あるいは家族計画をする時など神様と相対して胸に痛みを感じているのであろう。ところが、およそ良心の呵責とか後悔の念というものにまったく関係なく今まで自由気ままに生きてきたバチ当り者が、あの世に旅立つ間際に天国への切符を、いとも容易く手に入れる。そんなことを、冷ややかに見ているからであろう。

私の家族は、私を除いて全員がカトリックの洗礼を受けている。私の妻はカトリック信者で、異教徒(私の家は慣習的にではあるが臨済宗の仏教徒だ)や未信者との結婚を望む時は、その配偶者はカトリック結婚講座を受講しなければ婚姻は許可されない。そのうえ講座の最終日に、自身ができるだけ早い時期に受洗すること、また生まれてくる子供たちには洗礼を受けさせることの二つを約束させられる。教会の力が弱い日本では、この約束を反古にしても実生活にはなんら影響はない。ただ私はこの約束の前者は守らなかったものの、後者だけは律儀に守ってきたということだ。
このことが子供たちにとって良かったのかどうか、私には解らない。特に末の息子は教会が大嫌いで、日曜日のミサに行くときなどいつも遊びに出かけ行方不明になっていた。遠藤周作氏の云う「身の丈に合わない服」を無理やり着せられて、周りとの違和感を覚えていたのだろう。ただ不思議なのは堅信の儀式を嫌がらずに受けたことだ。カトリック教会では幼児洗礼を受けた子供は小学校の高学年になると、堅信という儀式を受けることになっている。堅信とは自身の意思でイエスの教えを守り、より強く信仰を固めるという儀式で、彼は彼なりに「身の丈に会わない服」に愛着を感じていたのかもしれない。

ともあれ、私はこれまで平凡に生きてきた。良いことは何もしなかったが大それた悪事もできなかった。そんな男に残された最後のひそやかな楽しみは、天国を盗むという大罪を犯すことだ。神は出来の悪い子供ほどより愛しむというから、その前にもう少し何人かの女をを泣かせてみたい・・・などと考えている私は本当にバチ当り者だ。

(Photo:ミッドタウンガーデンに流れる地上の銀河、曲名:Have Yourself A Littl Merry Christmas。この稿おにいちゃん書く、謝謝)

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クリスマス考

クリスマスとはChrist Mass(クライストマス)、直訳すれば「キリストのミサ」で、イエス・キリストにミサを捧げる日という意味になる。
キリストとは、メシア(ヘブライ語で油を注がれし者)のギリシャ語訳でChristos(クリストス)に由来し、原語表記でX(カイ)から始まるのでXmasと略記する。X’masは誤りである。古代イスラエルでは王や位の高い祭司には即位の時に頭に香油を注ぐ儀式があったからで、転じて救世主を意味するようになった。
ヘブライ語文化圏で始まった宗教にギリシャ語が使われていることを、奇異に思われる方も多いだろう。しかしこのギリシャ語が、キリスト教がイエスの死後わずか200年足らずの内に世界宗教に発展したことのキーポイントとなっている。聖書原典の多くはヘブライ語で書かれているが、紀元前3世紀から1世紀半ばにかけてモーゼ五書がギリシャ語に翻訳された。七十二人の訳者により七十二日間かかったことから「セプテュアギンタ(七十人訳)」ともよばれる。当時ローマの一属国にしかすぎないイスラエル地方の方言が、ギリシャ語という時の国際語に翻訳されたことにより、聖書がヘレニズム文化圏全体に普及したということもその理由の一つとなっている。
新約聖書のマタイ、マルコ、ルカの3共観福音書にはイエスの誕生日に関する明確な記述はない。イエスの誕生日が12月25日となったことには諸説があるが、ミトラ教の冬至の祭りと重なったというのが、一番有力な説だ。ミトラ教とはイラン、インド地方で普及していた太陽神を主神とする多神教で、3世紀頃に初期キリスト教とローマ国教を争うほど勢力のあった宗教だ。もちろん牧畜民の宗教であるユダヤ教には農耕民的太陽信仰はない。古くからあった宗教と新しいキリスト教が習合(synchrotize)したということだろう。

ミサ(mass)とは「最後の晩餐」になぞられて行われる信仰告白の儀式で、カトリック教会で行われるものを言う。多くのプロテスタント教会でも似たような儀式が行われているが、ミサとは言わず礼拝と呼ぶ。ミサ通常文はキリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、ベネディクトゥス、アニュスデイの6つの祈りから構成されるが、これ以外の祈りが加えられることも多い。これに聖書朗読や司祭の有難い、だが退屈な説教があり、約1時間弱で終わる。

ナザレのイエスをキリスト(救世主)と仰ぐのがキリスト教であり、クリスマスとはイエス・キリストのご生誕をお祝いしてミサを捧げる日というのが正しい意味ではある。
だが、わが国では国民の多くが慣習的にしても仏教徒であるのにかかわらず、これだけ大々的にクリスマスをお祝いする国も、世界で珍しいであろう。もちろんコマーシャリズムに踊らされているなどの批判もあるだろうが、率直にいってクリスマスを祝い、新春を寿ぐことができる国に生まれたことを素直に感謝すべきなのであろう。
都心で人気のある教会では、イブの日には、にわか信者が多数発生し信徒がミサに預かれないという事態が発生しているので、整理券を配布している。中にはそのままホテルへ直行というカップルも多いそうだが、生きているということを大いに楽しむべきであり、批判することはなにもない。人間は命を次の世代にリレーすることにより永遠の生命を授けられたのであり、死までのプロセスこそが生であり、多分に反キリスト教的意見ではあるが、歓び楽しむことこそが生きているという確証なのだ。

世界中の半数以上の人々がお祝いする日なのだから、私たちも大いに楽しもうではないか。

(Photo:六本木・東京ミッドタウンのクリスマスツリー/江戸切子をイメージして作られたそうだ。クリックすると大判写真が見られるぞ!また下の「聴く」マークをクリックするとクリスマスソングがきけるぞ!曲目は「O Holy Night」だ。この稿、おにいちゃん書く 謝謝)

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ブンちゃん誕生日おめでとうダーツ大会

12月8日(土)、ブンちゃんのお誕生日をお祝いして、ダーツ大会が盛大(?)に行われました。姪・甥の二人のチッビッコも応援に参加して、大変賑やかに、また和やかな内に楽しいひと時を過ごすことができました。
チーム分けはじゃんけんでランダムに行い、301、クリケットの2種目で争われました。結果はカチョー・花ちゃん組が優勝したのですが、このチームは一昨年の東京都ダーツ大会の折、ノービス(未熟者)クラスで8位に入賞したという強豪揃いでしたので、抽選に不公平があったかなと思っています。主賓のブンちゃん・タクちゃんパパチームはシーちゃん・カズちゃんの応援も空しく2位に甘んじたのでした。
それにしても不思議なのは、ダーツをする時、何故この人たちはムスリム(イスラム教徒)になるのでしょうか。投げる度に「アッラー」「アッラー」を連呼し、何年経ってもノービスから抜け出せないのに、それでも「朝までダーツ」ですから、やはり相当好きなのね。聞くところによればゴルフでも「アッラー」を叫ぶ人が多いそうですネ。
優勝チームにはシーちゃん手作りの色紙のメダルが贈られて、大変誇らしげでした。
(写真:優勝したカチョーの雄姿と応援団のシーちゃん、カズちゃん)

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スタッフ紹介

今日はスタッフを紹介しよう。金曜日にお手伝いしてくれる大島司君だ。ニックネームはオーシャン、他人呼んで越前高田の玉三郎だ。地元が誇るスターで、街を歩くとあちこちの女性から”オーシャン!”の声が掛かるっていうから、すごいじゃないか。もっともオバアチャン、オバチャンに限るそうだが。
もうすぐ一般公開される映画「絆」に出演してるぞ。新潟県上越市(この地をその昔、越前高田と呼んだのじゃ)を舞台とした郵便局員一家の奮闘記で、一通の手紙が人と人の心をつなぐ絆となるということがテーマだそうだ。主演は勝野洋で、オーシャンは主人公の義理の息子役(?)で出演しているぞ。是非見てほしいな。
彼は根っからの演劇青年で、劇団キリン食堂の12月公演にも出演するぞ。演目は「TheCMタイム」(12月6日~9日、池袋シアターグリ-ン)で、どこか心を病んでいる三人、時代劇役者・演歌の女王・ヒップホップスターが大晦日の日に繰り広げる、シッチャカメッチャカのコメディーだそうだ。
なにしろこの劇団のコンセプトがすごい!お客が望む物はなんでも”あるよ”という、いわば和・洋・中華にうなぎ・鮨、はたまたチベット料理からエジプト料理まで、何でもござれの演劇集団だ。これなら面白くないわけはないぞ。皆も期待してくれ。
てなわけで、とにかくオーシャンをよろしく。
(この稿、おにいちゃん代筆。謝謝)

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